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2024年07月03日

株式会社笑農和と水稲栽培における水管理を最適化する新機能をリリース


株式会社エヌ・ティ・ティ・データCCS(本社:東京都品川区、代表取締役社長:新井 健太郎、以下 NTTデータCCS)と株式会社笑農和(本社:富山県滑川市、代表取締役:下村豪徳)は、水田の水管理の最適化について検討を重ね、水稲生産者向けにpaditch®とGrowth eye®が連携した新機能を2024年7月3日にリリースしました。


概要

本サービスは水稲生産者向けのサービスです。
水田の水管理を自動化するpaditch®システムとGrowth eye®の”AI茎数判別”機能が連携し中干しの最適化等、高度な水管理を可能にします。 Growth eye®はスマートフォンで撮影した画像から、AIが茎数を判定するアプリケーションです。 paditch®システムと連携することで、いままで時間的・肉体的負担となっていた水門の開閉作業・茎数の確認作業を大幅に軽減することが可能となりました。 また、paditch®システム に圃場情報を表示することにより生育状況の把握・水管理の実施を一元化することができます。


特長

paditch®システムはスマホ・タブレット・PCを使用して、水田における水管理の遠隔化・自動化を実現する製品です。 自動化の分野において気象データ・各種センサー情報・栽培履歴等を駆使し水管理の遠隔化・自動化を図ります。 paditch®を導入することで、農業者は過去の経験や勘に頼った栽培から脱却することができ、最高の収穫量や食味を自動的に得ることが期待できます。 2024年5月現在で全国に1455台導入されており、十分に栽培指導を受けられなかった担い手や、新規参入者への栽培ノウハウツールとしての需要も見込んでいます。 また、設置による実証実験※1を実施しており水管理工程内の作業を約80%削減、収量は16%程度向上することがわかっています。


Growth eye®はスマートフォンで撮影した画像から、AIが茎数を判定するアプリケーションです。 茎数を把握することは中干し開始時期の最適化等の判断材料となるため、水田の水管理システムとの親和性が高いです。 また、豊富な学習データを基にした診断が可能で特許※2を取得しています。


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水田の水管理を自動化するpaditch®システム


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Growth eye® 茎数判別機能


今後の展開

水管理の作業履歴はpaditch®システムに蓄積されます。 蓄積したデータをJ-クレジットの申請※3へ活用することで、水稲栽培者が各種手続きを意識することなく、通常の農作業に集中できる状態を目指します。


paditch®システム サービス提供元

株式会社笑農和
https://paditch.com/contact


本件に関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータCCS
https://www.nttdata-ccs.co.jp/


※1:水田の水管理作業をIoTにより遠隔化・自動化する農業DX化ソリューション。水管理工程内の作業を約80%削減し、収量は16%程度向上する。
※2:(特許 第6768767号)(特許 第6638121号)
※3:J-クレジットの方法論「水稲栽培による中干機関の延長(AG-005)」