トピックス

CLOSE
2021年12月17日

コロナ感染拡大防止に向けたCCSの職場環境改善DXの実践!!

 当社NTTデータCCSでは、コロナクラスタの発生を未然に防止するため、職場環境の改善に取り組んでいます。

 今回は職場で密になりがちな会議室や喫煙所においてITを活用した防止策として、密閉空間におけるCO2濃度と、適切な換気の関係を明らかにすべく、自社オフィスで実証実験を行いました。

 実証実験に際しては、事業提携先であるAC&M社のIoT製品である「TRACE MOTION(以降TM)」を活用し、データをタイムリーに測定・分析しました。

 TMは市販のCO2センサーや温湿度センサー、IoTゲートウェイ(※)が利用でき、設定も容易のため、短時間で動作環境が構築でき、すぐに測定が開始できました。

 世の中では、より感染力の強い変異株が流行の兆しを見せており、社員に対し換気を強く促すためにも、この実証実験で得られた情報は価値あるものと考えています。


実証実験リポート

■測定期間

 2021年9月~11月


■測定・分析方法

・会議室(大・小)、喫煙ルームの3か所に市販品のCO2、温湿度センサー、IoTゲートウェイを設置。

・TMの設定を行い、測定を開始(オンプレミス型のTMを利用)。ブラウザでリアルタイムに状況を把握。

・TMに蓄積されるセンサーデータに接続しBIツールで傾向分析。

TraceMotionイメージ

■測定結果

 定員12名の会議室では、定員数に近い人数で2時間利用した場合、30分間で450ppmから1050ppmに上昇。その後の1時間30分は1100ppmを上限に横ばいが続きました。会議終了後は5分間で約700ppmまで下がりました。常に換気している喫煙ルームでは目立った上昇は見られませんでした。


 厚生労働省が公開する参考資料では1500ppm超を換気の基準とすべきとあり、この基準は満たしているものの、マスクをした状態では、眠気や倦怠感など引き起こす可能性があると考えられます。

 コロナ等のウィルス感染リスクの軽減や会議での眠気、倦怠感の低下を防止するためには、1000ppm前後であっても、定期的に換気する運用(例えば30分毎に3分ほど)が必要であることが今回の測定・分析で明らかにできました。


■センサー設置状況

センサー設置状況

 今回はコロナ感染拡大防止を目的にCO2と換気の関係について取り組みましたが、TMのもう一つの機能であるBLEビーコンを使った屋内位置情報の見える化を組み合わせるなど、今後もITを活用した快適かつ効率的な職場環境づくりにチャレンジしていきます!


お問合せ先

株式会社NTTデータCCS:経営企画部

お問い合わせはこちら(問い合わせフォーム)


株式会社AC&M

TRACE MOTIONの紹介URLはこちら

問い合わせページURLはこちら

電話番号:03-4288-8828