株式会社NTTデータCCS（本社：東京都品川区、代表取締役社長：新井 健太郎、以下：当社）は、このたび、月面への高精度着陸に成功した小型月着陸実証機Smart Lander for Investigating Moon（以下：SLIM）に画像解析技術の面からサポートしていることをお知らせします。
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構（以下：JAXA）は、2024年1月20日午前0時20分（日本標準時）に「SLIM」の月面へのピンポイント着陸（着陸目標地点から100m以内）に成功しました。月面着陸に成功したのは、旧ソビエト、アメリカ、中国、インドに続き、5カ国目となります。また、月面へのピンポイント着陸は世界初の成果です。
SLIMには光学カメラで取得された画像とクレータ地図を照合することにより、高精度に自己位置を推定しながら自律的にピンポイントで月面への着陸を実現させる「画像照合航法」と呼ばれる技術が使われています。SLIMの「画像照合航法」の検討には、「かぐや」（JAXAの月周回衛星）の地形カメラによる数値地形データを太陽方向や探査機の位置、姿勢などを考慮しつつ陰影処理した撮像模擬画像（CG画像）が利用されており、当社はこれらの数値地形データ、撮像模擬画像および撮像模擬画像作成ツールの作成を担当してまいりました。
SLIMにより月面へのピンポイントな着陸技術が実証され、将来の有人月面探査や水資源探査に向けて大きく前進することができたものと考えられ、当社はその一端を担うことができました。
当社は今後も当社が有する画像解析技術を生かし、お客さまのニーズに即した価値の高いサービスを提供できるよう取り組んでまいります。
株式会社NTTデータCCS
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